出山寺

しゅつさんじ

江戸時代の初期、寛文年間(1661~72)遊女采女(うねめ)は若い僧侶との悲恋の末に鏡ヶ池に身を投げた。
時に十七才。翌朝、草刈りの人たちが「名をそれとしらずともしれさる沢のあとをかがみが池にしずめば」としるした短冊を見つけ、采女とわかり、塚に葬った。
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